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敵か味方か、見た目は小さくても影響は大?腸内細菌

最近、腸内フローラという言葉をよく聞くようになりました。
皆様も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

フローラと言うのは、花畑のことです。
初期の細菌研究では、細菌を植物だと捉えていた時期がありました。細菌が沢山集まっている様を花畑に例えた言葉が今も使われているというわけです。

フローラなどとキレイな単語のイメージとは裏腹に、便の製造を行っているところですから、現実はあまりキレイなものではありません。
キレイなものではありませんが、人間にとってとても重要な場所であるというのが多くの研究者に共通する認識です。

ガス製造工場としての腸内フローラ

あまりきれいな話ではありませんが、大腸はガス製造工場と言えます。
身近な話で言えば、おならのことですが、おならの大半は口から入ってきた空気で、残りの一部が腸内細菌によって作られたガスということになります。
このガスは、人間が食べたものを大腸内の細菌が食べたり分解したりする時に発生するのですが、単に無駄なものができたというわけではありません。

そもそも、大腸はガスを吸収する機能を持っていますから、どんどん吸収しています。
例えば水素は、体内で活性酸素と結合しますので抗酸化作用があるといえます。

出来立てほやほやの水素を吸収するわけですから、今流行の水素水よりも凄いんじゃないかと思います。
人間には害をおよぼす一酸化炭素は、不要な細胞を壊す為に使われます。

吸収されなかったガスでも腸内細菌の活動に使われたりしますので、特に無駄なものが出来ているというわけではないのです。

エネルギーやビタミン製造工場としての腸内フローラ

腸内フローラは、ガスだけでなくエネルギーやビタミンも製造してくれます。
エネルギーとして有名なものは、短鎖脂肪酸でしょうか。
短鎖脂肪酸というのは、酢酸、酪酸といった物質のことですが、これらの物質は大腸で直接エネルギーとして使われるだけでなく、血液に乗って様々な場所で使われます。

またビタミン類では、ビタミンKやビタミンB群を作り出す事ができます。

腸内細菌は性格にも影響している?

きっかけとなった研究は、コロンビア大学のマイケル・D・ガーション博士によるセカンドブレインと言う説です。
これは、腸が脳とは異なる系統の脳であるという考え方です。

ここから派生して、神経科学と解剖学を専門とするユニバーサルカレッジコークのジョン・F・クライアン教授は、腸内細菌が動物の行動に影響を及ぼしていると考えています。
もちろん、ジョン博士だけでなく、幾人もの学者が同様の仮説を立てて研究を行っています。

博士が行った実験のひとつは、マウスをつかったものです。
腸内細菌を除去したマウスと通常のマウスの行動を観察すると、腸内細菌を除去したマウスは、社会性に欠ける行動を取る傾向にあったそうです。
また、おとなしい引っ込み思案?なタイプのマウスに社交的なマウスの糞便を移植すると、社交的な態度を取るようになったとのこと。

腸内細菌を除去したマウスと、通常のマウスの比較によって、腸内細菌が脳神経の発達に影響を与えていることも明らかになっています。

糞便移植が人間にとってどこまで効果的なのか、という点については現在のところ「諸説」あって統一された見解はありませんが、少なくとも腸内細菌が動物の活動に様々な影響を与えているということだけは間違いないと考えられています。

このように、腸内細菌は人間に様々な影響を及ぼしているのです。


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