アルギン酸(アルギン酸ナトリウム)
アルギン酸は、褐藻類に含まれるものの中では最大勢力を誇る成分で、褐藻類のおよそ30%を占めています。
一般的にアルギン酸と呼ばれるものは、正式名称をアルギン酸ナトリウムと言います。
フコイダンと同じ多糖類の仲間で、ネバネバしているという点もフコイダンと似ています。
フコイダンの説明をするページで、水につけたコンブから物凄くネバネバしたものが垂れ下がっている写真を見たことがあるかも知れません。
写真にうつっているあのネバネバがまさに「アルギン酸ナトリウム」です。
水に溶けるだけであのような粘りを見せるアルギン酸ナトリウムですから、食品にとろみを付けたり、ゼリー状にしたりするのに使われます。
食品添加物と聞けば、何か特別なものだとか、からだに悪いイメージがあるかもしれませんが、コンブやワカメに含まれたネバネバだと考えると、見方が変わるかも知れませんね。
また、アルギン酸ナトリウムは、フコイダンと同じく食物繊維でもあります。
食物繊維というのは、「最も基本的な糖 = 単糖」が沢山結合したものの中で、人間の消化酵素では分解できないものを言います。
アルギン酸は、食物繊維としてサプリメントに使われることもありますが、食物繊維だけを目的に健康食品やサプリメントを購入したり飲んだりするのはあまりオススメ出来ません。
べつに、からだに害があると言うようなことではありません。
食物繊維は美味しく健康的な食生活をすることで十分に摂取することが出来ますから、サプリメントや健康食品を買ってまで補給する必要はありません。
いよいよ食物繊維が必要だとなれば、おからを食べるのが最もオススメです。
好き嫌いは出るでしょうが、何よりも安く手に入りますから、もしも食物繊維が気になるのであれば参考にしてみて下さい。