アスコフィラン

褐藻類に含まれる多糖類のひとつにアスコフィランというものがあります。
アスコフィランの名前は、アスコフィラム・ノドサムと呼ばれる褐藻類から抽出されたことに由来します。

アスコフィラム・ノドサムは、ヨーロッパにおいてはアルギン酸ナトリウムを抽出するための原料となる代表的な褐藻類です。
このアスコフィラム・ノドサムに含まれている特徴的な多糖類がアスコフィランです。

アスコフィランは、フコイダンと幾つかの点で共通した特徴があります。
ひとつは、硫酸基を持っていること。もうひとつは、フコースを含むことです。

しかし、その他の構成物やその比率が異なることから、フコイダンとは別の物質と考えられています。
アスコフィランは免疫に働きかけることが出来るといった報告を始め、いくつかの知見がありますが、現在のところはほとんど注目されていません。

アスコフィランの発見は、1960年代と言われていますが、アメリカ国立医学図書館のデータベース(PubMed)に登録されている論文で最も古いものは、1979年のものです。
発見から60年近くが経とうとしていますが、PubMedに登録されている論文は、17本です。

論文の数が全てではありませんが、2000年以降に発表された論文12本の内11本が同じ研究者グループのものだと考えると、少々心もとないと言うのが、正直な感想です。

もう少し参加する研究者の数が増えれば、様々な発見があるかもしれませんが、まだまだ発展途上の成分といえるかもしれません。


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