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悪液質(あくえきしつ)と魚の油

EPAやDHAに代表される、魚の油が健康に良い影響があるという話は割と有名なものです。
随分昔は、記憶力を高めるなどという触れ込みで、受験者向けのアメなどが売られていたこともあります。

今回は、その様な話ではなく、がん治療の栄養補助についての話です。
2017年7月27日付けの伊賀市によるプレスリリースによると
上野総合市民病院による研究論文が、イギリスのScientific Reportsと言う科学雑誌に掲載されました。

「Fish oil-enriched nutrition combined with systemic chemotherapy for gastrointestinal cancer patients with cancer cachexia」
(がん悪液質に陥った消化器がん患者に対する、全身化学療法に組み合わせた魚油成分付加栄養療法の有用性)

簡単に言うと、魚の油が、がん悪液質に良い影響を及ぼしたとする研究です。

悪液質とは

悪液質(あくえきしつ)と言うのは、普段あまり聞き覚えのない言葉かと思います。
多くの方が、聞いたことがある言葉で言うと、腹水や胸水といった症状が有名です。

とはいえ、腹水や胸水はあくまでも悪液質で表れる症状のひとつでしかありません。

悪液質というのは、からだがタンパク質を上手に利用することができなくなった状態といえます。
からだは、様々なタンパク質を利用することでバランスを取っています。

上手に利用できなくなってしまえば、食欲不振、体重減少、筋肉量減少、筋力低下といった、およそ生きていくのに必要だと考えられる様々な力が衰えてしまいます。

魚の油は何をしてくれるのか?

今回の研究レポートは、メカニズムについてのものでは無いため、からだの中で何が起こっているのかを解明したわけではありません。

今回の研究結果では

「がん悪液質」という、抗がん剤が効きにくく、さらに副作用が強く出現する、極めて重篤な患者さんの不良な栄養状態を改善し、QOLの向上とともに、抗がん剤治療の継続を延長させることができました。
そしてさらには、生存率が極めて低い「がん悪液質」患者の生存率を有意に向上させることに成功しました。
伊賀市プレスリリースより

悪液質の状態を改善し、生存率を高めることが確認されました。
EPAやDHAを含んだ栄養補助食品は、一般の方でも普通に手にすることが出来るものです。
また、食べ過ぎさえしなければ体調をおかしくすることもありません。

もしも、EPAやDHAをがん治療の栄養補助に考えておられるのであれば、そこら辺で売られているカプセルや錠剤のサプリメントは避けられたほうが良いと考えます。
明らかな証拠というには弱いのですけれど、幾つかの研究で、錠剤のEPA、DHAサプリメントを使っても思ったような結果が得られなかったという論文があるのです。

折角使われるのであれば、医薬品メーカーが製造して、医療機関でも使われているものが良いかと思います。
例えば、アボットジャパンのプロシュア®は、この条件を満たす製品です。
もちろん、他のメーカーのものでも構いません、私が自分の身内のために探したときには、この製品が最もバランスが取れているのではないかと思いました。

流石に、リンクを貼るわけにはいきませんので、商品名で検索してみられると良いでしょう。
毎日と考えると少々費用がかかりますが、試してみられる価値は十分あるのではないでしょうか。

参照元

上野総合市民病院のがん診療の臨床成績を紹介する論文が、英国科学雑誌で掲載されました(伊賀市プレスリリース)
https://www.city.iga.lg.jp/0000004789.html

「Fish oil-enriched nutrition combined with systemic chemotherapy for gastrointestinal cancer patients with cancer cachexia」
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5500468/pdf/41598_2017_Article_5278.pdf


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