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からだの異変や病気とどう向き合うか

小林麻央さんがお亡くなりになってから、彼女を巡る様々な情報が報道されています。

最初が授乳時に気づいた小さなしこりだったそうですが、最初に診察した医師は、問題ないだろうとの診断をくだした様です。
がんを公表してからブログを始めた彼女ですが、ブログで「もうひとつ病院に行けばよかった」と気持ちを綴っています。

セカンドオピニオンの重要性は、このページでも幾度か呼びかけておりますが、もうひとつ病院に行けばよかったという話は診断を早めてくれたと思います。

ただ、勘違いしてはならないのは、医師が常に正確に病気の診断を出来るわけでは無いということです。
どのような病気でも同じですが、「確定診断」(病気だとハッキリさせること)には証拠を掴まなければなりません。

証拠を掴むためには、様々な検査をする必要がありますが、がんの場合は「生検」と呼ばれる「がん細胞を直接顕微鏡で見る」検査を必要とします。
採取した細胞ががん細胞であれば話はわかりやすいのですけれど、がんであるにも関わらず、がん細胞が混じってないこともあります。

どんな検査も、病気を100%見つけることは出来ません。
単なる血液検査ならともかく、からだに針を刺して細胞を採る検査ですから、がんの疑いが濃厚な時にしかやらないのです。

このように考えた場合、セカンドオピニオンを受けたほうが良かった(受ける選択肢はあった)けれども、最初に診断した医師の対応が問題だったとは言えないでしょう。

問題のひとつは、私もですけれど、大抵の人は、健康が当たり前の様に思えてしまって「まあ後でも良いだろう」という気持ちになってしまいます。
日常生活のスケジュールに押されて、気がつけば1年経っていたということだって何も珍しいことではありません。
乳がん患者の罹患者数は、年間に9万人ほどだったと記憶していますが、がんである確率のほうが遥かに低いのです。

とは言え、後日もう一度検診を受けていれば、がんをもう少し早く見つけることが出来た可能性はあります。

早期発見ということば

がんに対する国家的な?スローガンとして、早期発見・早期治療と言う言葉があります。
確かに、早めに見つけて早めに対処することが出来れば、治る確率は高まります。

しかし、見えないものを見つける事はできません。
がんと言うものは、一朝一夕に出来るものではありません。10年、20年かけて大きくなってくる病気です。
CT検査といった画像診断は、およそ5mm刻みで撮影をすることが出来ますが、その5mmの間にがん細胞がすっぽりハマってしまえば写りません。
5mmより少々小さい程度であったことから見つからず、翌年以降にがんが見つかることもザラです。

このように、早期発見という目標そのものは「多分に運に左右される」ものなのです。

運という、確率に左右されない診断を下そうとするならば、単純に検査回数を増やす以外に方法はありません。
しかし、画像診断で使われる放射線は、何度も照射すると逆にがんの切っ掛けともなりえます。

放射線治療の記事でも説明しましたが、放射線を何度も浴びるということは、遺伝子を何度も壊しているということだからです。
がんを発見する為の検査でがんができてしまえば、本末転倒です。

私たちに出来ることは、定期的な検査をして、そこで異常が見つからなかったら、何も気にせず生活するということしかありません。
目に見えない小さながんが・・・などと言いだしたら、健康的な生活を営むことは到底出来ないことでしょう。

早期治療という言葉

早期発見が運の要素が強い言葉だとしたら、早期治療のばあいは必然をいかにして手繰り寄せるかといえます。

もちろん、どのような治療内容にも100%はありませんから、運の要素が無いとは言えませんが、逆に「医師の言葉が全てではない」ということも意味します。

必然を手繰り寄せるための行動の最初は「情報収集」です。
特に、セカンドオピニオンをオススメします。
複数の医師が同じことを言っているのであれば、診断内容の精度が高まるという利点を得られたということです。
逆に異なることを言っているというのであれば、その中からご自身の納得する治療を選ぶことが出来ます。

そして何よりも大切なのは、先延ばしにせず治療を行うということです。
「がん・悪性腫瘍」と呼ばれる細胞は、「寿命がない」「増殖に制限がない」「他のところに食い込む」「転移する」ものです。
これら4つの特徴を持つ細胞に名前を付けたのですから、基本的には「時間が経つほど増える」のです。

だからこそ、早期治療を呼びかけているのです。

様々な選択肢とそのリスク

小林麻央さんを最初に診断した病院は、手術を推奨していたといいますが、彼女の選択は「切らない」と言うものでした。
しかし「切らなかったから亡くなった」と言う話ではありません。

確かに、患部を物理的に排除する手術は、根治に最も近い治療法です。
色々な情報を見聞きする中で、私が彼女の立場ならば手術をしただろうとは思います。もしかしたら、オキシドールを使った放射線治療を考えたかも知れません。

ただ、切ってなお治らなかったり、後に再発したりする可能性はあります。
麻央さんの例は、たまたま切れば治る確率が高そうだったから、切ればよかったのでは?と口にすることが出来ますが、そうでないことも少なくありません。

ただ、どんな治療方法を選択するにしても

「時間の経過は、選択肢を奪っていく」傾向にあるということだけは心に留める必要があります。
これが治療選択時の、最も大きなリスクです。

基本的には「手術」>「放射線」>「抗がん剤」の順に選択肢が奪われていきます。

治すことだけが治療ではない

次のリスクは、治療における副作用や副反応です。
どんな治療も、からだに何らかの影響を及ぼします。このリスクに対する考え方は重要です。
生きるというのは、単に息をして食事をしているだけで事足りるというわけではありません。

自分にとっての生きるということはどういうものなのかを見つめることが必要です。
ただ、ここを見つめずに「単に楽な方」へ進むことだけはオススメできません。

治療をせずに、自然に任せて天命を全うすることを望んでおられるのであれば、抗がん剤など何の薬にも立ちません。
治ることが最大の望みであることは否定しませんが、治ることだけが治療ではありません。

人の命というものは、そもそも予め決められたものではありません。
人間には、生きている間を精一杯生きるということしか出来ません。

交通事故の確率がどの程度か知りませんが、ゼロでないことは間違いありません。雷が落ちることも、地震が起きることもあるでしょう。
これらは、場合によっては一瞬のうちに命を奪ってしまいます。

がんは、たまたま「命を可視化」「人生を可視化」してしまうに過ぎません。

自分の望む生き方がどのようなものか、ということを考えた上で選んだ方針であれば、より良い人生の手助けになると思うのです。


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