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お酒を飲むほど乳がんになりやすい?(飲酒と食物繊維の関係)

飲酒は肝臓に負担をかけるという一面だけでなく、性ホルモンにも影響を及ぼすことが知られています。
例えば、未成年の飲酒は性機能の発達に影響を及ぼすと考えられています。
誰もが知っている「お酒は20歳になってから」と言うキャッチコピーが出来た背景には様々な理由があると思いますが、この様な理由もあるのです。

未成年者の飲酒はなぜいけない?|人とお酒のイイ関係|アサヒビール
性機能の発達に影響が!?|未成年者と飲酒|お酒と健康|キリン

キリンやアサヒといった、大手ビールメーカーのページは、参考になるかと思います。

このように、飲酒と性ホルモンには非常に密接な関係があります。

また、これだけでなく女性の場合には、飲酒量が増えるほど、乳がんになる確率が高まることが様々な研究によって明らかにされています。
このことから、特に乳がんの方にはお酒はお勧めできないというのが従来までの考え方でした。

お酒を飲む時は、野菜や果物を沢山摂ると良い?

2015年5月20日、フランスのソルボンヌ・パリ・シテ大学疫学・生物統計学研究センターを含む 研究グループが、米国栄養学会が発行する臨床栄養学分野の専門誌アメリカン・ジャーナル・オブ・ クリニカル・ニュートリ ションのオンライン版で乳がんと飲酒の関係について新しい報告を報告しました。

飲酒量が多いと乳がんリスクは1.7倍

研究グループは、フランスで行われた研究に参加した人のうち、最初の2年間に少なくとも6回の食事記録を行った人々を対象に調査を行いました。
平均追跡期間は12.8年。内訳は、約 3800 人の女性と約 2700 人の男性が選ばれ、飲酒の状況と性ホルモンに関係したがんとの関連性を調査しました。

同時に、食物繊維を食べると、飲酒のがんへの悪影響が抑えられるかを検証しました。

飲酒量が最も多いグループは最も少ないグループより性ホルモンに関係したがんのリスクが約 1.4 倍でした。
このうち乳がんのリスクは 1.7 倍でした。
従来から考えられているリスクは、やはりここでも表れています。

食物繊維を食べる量が少ないとリスクが跳ね上がる。逆に多いほどリスクは下がる。

次に男女別に食物繊維を取る量を加味して分析してみました。
食物繊維を取る量が少ない人の場合では、飲酒量が最も多いグループは最も少ないグループより性ホルモンに関連したがんのリスクが 1.8倍に、中でも乳がんのリスクが2.5倍になりました。

一方で、食物繊維を取る量が多い人ではこのような飲酒量と性ホルモンに関係したがんとの関連性がないと分かったのです。
食物繊維を取ると、飲酒で起こる性ホルモンに影響を受けるがんのリスク上昇を避けられる可能性があるわけです。

どんなものをどの位食べたら良いの?

被験者の食物繊維摂取量は、平均で19g/日というものでした。日本の成人男性における推奨量が19gとも20gともいわれています、平均値としては決して悪いものではありません。
しかし、飲酒時はこれよりも多くの食物繊維を摂取したほうが良いでしょう。

豆類、おからなどは食物繊維を多く含む食材です。くるみを始めとした木の実にも多く含まれています。
果物では、干しぶどうやプルーン、アボカドが優秀ですし、野菜では、しそ、パセリ、ごぼうは良い食材です。

これらは、予防的見地からの研究ですから、治療中の方は含まれませんが、性ホルモンのコントロールという観点から見ると、治療中の人でも十分取り入れることが出来ると思います。
このことから、お酒を飲む時は、これらの食材を同時に食べることを気にかけられてはいかがでしょうか。


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