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エビデンスとは(治療におけるエビデンス)

エビデンスとはどういう意味?

すこし前からエビデンスという言葉がよく使われるようになり、エビデンスがあるから良い、無いから悪い。
そんな風に言われるのを聞いたことがある方も多いかと思います。

エビデンスと聞けば、なんとなく良い物、良いこと、凄いこと、そんな風に思いがちですがそれはちょっと違います。

そもそもエビデンスというのは「証拠」「証言」を意味する単語です。

少し難しく、専門用語を使って説明するならば、
医療の世界ではEBM(Evidence-Based Medicine)「科学的根拠に基づく治療」を略してエビデンスと呼んでいます。

略称の最後にあるMedicineが治療を意味しますので、EBMと言えば医療用語ですが、エビデンスという単語は「証拠」「証言」と言う意味においては、日常の様々な分野で使われています。

さて、「科学的根拠」これがちょっと曲者というか、大事な部分だと思うので、出来るだけ簡単に説明してみます。

1.何かわからないことがあって

2.仮説を立て

3.その仮説を客観的に確かめる方法を考え

4.実験した結果が仮説に対してどうだったか検証する

これが科学的な考え方です。そして、仮説が客観的に検証できた時に科学的な根拠があると言えるのです。

ただし、あくまでも考え方のひとつであって、「科学的=正しい」ではないことは理解しておく必要があります。

例えば、病は気からなどと昔から言われますが、たかだか気の持ちようで「病気になったり健康になったり」する理由を説明することは困難でした。

いわば「科学的に証明、説明できなかった」のですが、今では様々な側面から、「病は気から」と言う言葉を「科学的に説明」出来る様になってきました。

この様に、科学的な根拠が無いというのは、科学的には説明できない、お手上げだと言う意味であって、正しいか間違っているかを表す言葉ではありません。

科学的な根拠があるという場合には、先ほどの1~4のステップを使って客観的にに説明できるときだけの話であって、治療結果で言うならば、治るか治らないかは全く問いません。

本来の意味のエビデンスとは「効果がある」ということを「全く保証しません」

「効果があった」とか、「過去の例はこうだった」というものを集めたうえで、お勧めできるか出来ないかの目安にするだけなのです。

もちろん、最善の結果を求めるための考え方であることは否定しませんが、患者さんが納得するかどうかとは全く別物だと言えるでしょう。

そこに、「患者さんに説明をして納得してもらう」、もう一歩進んで「患者さんに選択肢を示して選んでもらう」、インフォームド・コンセントという考え方が必要になってきます。

EBMとインフォームド・コンセント、この2つがセットになって初めて良い医療だと言えるわけです。

それがなぜか、根拠があってお勧めの治療だから「受けますよね!」「受けるべきです!」という流れの方が強くなってしまっているのではないでしょうか。

患者本人以外が勝手に都合の良い解釈をする。それをエビデンスだと勘違いしているのです。

ちょっときつい書き方をしましたが、これは善意であってもあてはまることになります。

科学的な根拠のネガティブな面を見て、この様な事が起こり得るなら「例え治る可能性があるとしても治療はゴメンだ」という本人の選択をも許すのが本当の良い医療ではないのかと思うのです。


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