フコイダンとは

フコイダンとは、コンブやワカメ、モズクなどの褐藻類(かっそうるい)に含まれる成分の名前です。
例えばコンブを水に浸けたままにしておくと、コンブの表面がヌルヌルしてきます。
このヌルっとした中にわずかに含まれている成分がフコイダンです。フコイダンは、1913年スウェーデンの学者H.Z.Kylin博士によって発見されました。
「フコース」と呼ばれる種類の「糖」と「硫酸基」が数多く結合した構造をしており、専門的には、「硫酸化多糖類」または「硫酸化フコース」と呼ばれる「高分子」の成分です。

100年以上前に発見されたフコイダンですが、近年にいたるまで殆ど活用されていませんでした。
一般的に利用されるようになったのは、今から20年ほど前のことです。
日本人に馴染み深い、コンブやモズクから抽出された成分ということもあったのでしょう。
今では、化粧品やサプリメントなどに配合されるようになったのです。