「がん」よもやま話

がんと癌って違うの?

様々な書籍を始め、インターネットなどでは「がん」「ガン」「癌」様々な表記がされています。

例えば、「国立がん研究センター」「〜がんセンター」と言った医療機関や専門機関の大半では「がん」という表記が使われています。
これらの専門機関は、難しい漢字が読めなくても読めるように「がん」と書いているわけではありません。
専門的には、「がん」と「癌」では意味が異なるのです。

専門的には、上皮由来の腫瘍であるカルチノーマ(carcinoma)のことを「癌」と呼びます。
もう少し分かりやすく言うならば、「癌」はからだの表面に出来た腫瘍のことを指します。
胃壁や腸壁も「上皮」に含まれますので、胃癌、大腸癌と書くことが出来ます。

「がん」と書く場合には、例えば白血病のような、上皮以外に出来たものも含めて「がん」というのです。

ですから、「がん」と書けばおよそ全ての「がん」が含まれ、「癌」と書けば一部の腫瘍だけが対象となるのです。

このページでは、基本的には「がん」という表記を使うようにしています。
ひらがなが続くと読みづらくなってしまうこともあるのですが、統一されていたほうが分かりやすいと思うのです。

ガンは、多分読みにくく無いように、出版社や編集者、著者の配慮によって使われているのだろうと思います。
ただし、学術関係の書類や書籍では先程のルールが徹底されますので、ガンという文字がよく出てくる文献は、一般の方に向けたものが中心となるかと思います。

がんの歴史

がんを英語で書くと、cancerと書きますが、これは同じつづりのcancer(カニ)と同じ単語です。
名付け親は、ヒポクラテスと言う古代ギリシアの医師です。
生まれたのが紀元前460年と言われていますので、もう2500年近く前の話になります。

ハッキリと名前が共有されるようになったのが、ヒポクラテスを切っ掛けにしていると言うだけで、がんそのものはもっと前からありました。

きっと人類の歴史と同じだけの歴史があるはずです。
なぜなら、がんは細胞の遺伝子が異常を起こしているという病気です。
遺伝子異常は、放射能やタバコなどの外的要因だけでなく、生きているだけで起こりえます。

現在確認されている最も古いがんは、南アフリカで発見された160万年〜180万年前の人類の化石*だと言われています。
古代エジプトのミイラからは、前立腺がんが発見されていますし、このミイラだった人が生きていたとされる時代よりも更に300年近く遡った、紀元前2,500年ごろの古代エジプトでは、乳がんと思われる病気の記述を残しています。

この様に、がんと人類は切っても切れない関係にあるといえるでしょう。

参考文献

*170万年前のヒト化石に最古のがん発見(ナショナルジオグラフィック日本版)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/072900284/


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