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目に見えないつらさを見えるように(つたえるアプリ)

痛みやつらさと言ったものは目に見えないこともあり、他人にわかってもらおうとするのは大変です。
単に我慢すればすんでしまうような内容であれば良いのかもしれませんが、病気や病気の治療による痛みやつらさは我慢しても、何もメリットはありません。

お医者様に伝えづらい、病気なんだから当たり前じゃないかetc、様々な理由があるのだと思います。
しかし、痛みやつらさを伝えることで、より良い治療やより良い成果が得られる可能性がぐんと高まります。
また、お医者様を始めとした医療関係者も、こういった情報を知りたいと思っておられる方がほとんどです。

とはいえ、どうやって伝えたらよいかわからない方が多くおられると言うことも事実です。
この問題をサポートしてくれるのが「つたえるアプリ」です。

どんなアプリなの?

このアプリは大きく2つの考え方に別れています。
ひとつは、「記録する」ことです。
「痛み」「だるさ」「眠気」「吐き気」「食欲不振」「息苦しさ」「気分の落ち込み」「不安」「全体的な調子」の9つの症状を、10段階で記録し、

「おう吐」「下痢」「便秘」「腹部膨満感」「皮膚症状」「しびれ」「38度以上の高熱」「不眠」「口内炎」についてはあり/なしの2段階で記録します。

10段階の例です。

これらの感じ方には全て個人差がありますが、細かいことを気にする必要はありません。
ご自身が感じたとおりに記録してください。

記録した内容は、カレンダーで振り返ることが出来ます。

印刷も可能ですが、印刷機能を利用する場合には、株式会社ウェルビー(Welby)が運営するPHRプラットフォームにメールアドレスか電話番号を登録する必要があります。
サービスに料金は発生しませんので、特に問題になる点はありませんが、気になる方は印刷機能を利用しなければ登録しなくても使うことが出来ます。

もうひとつは「伝える」ことです。
もちろん、スマホや印刷物を見せて伝えるのが機能の中心ですが、「伝え方」の例を見ることが出来ます。

1.伝える内容について、例えば痛みについての概略を見ることが出来ます。
2.伝わった時にどんな良いことがあるかが書かれています。
3.伝え方の例が書かれています。
4.伝えてほしいことが書かれています。お医者様が知りたいことや、知ることで治療の役に立つことが説明されています。

これらを学ぶことで、単に「痛い」「つらい」と伝えるのとちがい、お医者様にも患者様にもより役立つ情報になります。

がん治療にこだわる必要はありません

つたえるアプリのコンセプトとしては、がん治療におけるつらさを見えるようにするというものですが、先に伝えた18個の症状に当てはまるというのであればどんな病気にも使えます。

痛みであれば、「腰・膝・肩」などの病気に使えますし、だるさ、不眠、不安、下痢、便秘などなど日常生活で体験する症状が沢山あります。
慢性の病気で、当てはまる症状があれば記録する意味は十分あります。

また、ご自身が気になる症状だけをピックアップするカスタマイズ機能もありますので、便利です。

慢性的な症状に悩んでおられる方は、利用して見られてはいかがでしょうか。

注記

今回ご紹介したアプリは、塩野義製薬株式会社と株式会社ウェルビー(Welby)によって開発されたものです。
塩野義製薬が作った専用ページがありますので、スマートフォン以外からも利用できます。

「つたえるアプリ」公式ページ
「つたえるアプリ」for iPhone ダウンロード
「つたえるアプリ」for Android ダウンロード