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栄養素を活用するために必要なビタミンB2

ビタミンBには8種類存在し、ビタミンB群と言った呼び方をされます。
今回は、その中でもビタミンB2にスポットを当ててご紹介していきます。

ビタミンB2とは

ビタミンB2は、物質名を「リボフラビン」と言います。
体内に吸収されるとFMN(フラビンモノヌクレオチド)やFAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)と言う名前の物質に作り変えられます。
ほとんどは、FADとして体内に分布していますが、これらFADは、「補酵素」として様々な栄養素を人間の体で活用する手助けをしています。
「補酵素」と言うのは、ある働きを手助けする酵素と言う意味です。

様々な栄養素を活用する手助けをしているということは、足りないと色々なところで不都合なことが起こるといえます。

皮ふや粘膜の味方ビタミンB2

ビタミンB2の大きな働きのひとつは、皮ふや粘膜を保護するというものです。
ビタミンB2が不足すると、口内炎や口角炎、脂漏性皮膚炎と言った症状が起こります。
どれも、皮ふや粘膜に関連する症状です。

成長期の味方ビタミンB2

ビタミンB2には、成長を促す働きがあります。このため、成長期にビタミンBが不足すると成長障害が起こります。
成人には心配がないかというと、そうではありません。
特に妊婦さんは、胎児の成長にはビタミンB2が欠かせません。

ビタミンB2を多く含む食材

牛レバー  3mg
豚レバー  3.6mg
鶏レバー  1.8mg
タマゴ   0.43mg

納豆    0.56mg
ひよこ豆  0.15mg
アーモンド 0.92mg
わらび   1.09mg
モロヘイヤ 0.42mg
全て100gあたり 厚生労働省ビタミンB2解説ページより

上記の食材は、どれもビタミンB2を多く含む食材なのですが、問題はアーモンド以外のすべての食材が生で計算されていることです。
火を通すことで特に分解されるということではないですが、ビタミンB2は水溶性ですから、溶け出してしまいやすいという点に注意が必要です。

成人一人あたりの推奨量は男性およそ1.6mg、女性およそ1.2mgとなっています。(年令によっても異なります)
平均的には、男性1.2mg、女性が1.07mgとのことで、全体的に不足しがちです。

出来れば食事から摂取することが好ましいですが、難しい場合には、総合ビタミン剤を摂ることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。