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日本人の5大死因リスクを、3つも改善?(健康飲料としてのコーヒー)

こんにちは、大石一二三です。

今日は、2015年3月11日付で発表されたコーヒーと健康についての研究をご紹介します。

コーヒーが健康に良いと言われたことを聞かれたことがある方もおられるでしょう。
逆に、よくないという話を聞かれたことがある方もおられるかもしれません。

これまでも、コーヒーの飲用と健康または死亡との関連については幾つもの研究発表がなされてきました。
それぞれに、動物実験や疫学調査(*1)などをもとに研究論文が書かれています。

例えば、コーヒーを飲むことで肝臓がんや前立腺がんのリスクを下げる効果があるのではないかと考えられる一方で、膀胱がんのリスクが高まるのではないかと考えられていました。(*2)

五大死因とコーヒーの関係について

今回の発表は、東京大学と国立がん研究センターによって行われた、アジア人(日本人)を対象とした、コーヒー飲用量と死亡についての調査結果です。

今までアジア人を対象とした、五大死因とコーヒーの関係については研究報告されていなかった事から、興味深い研究です。
研究は、40〜69歳の日本人を対象に、9万914人を平均で18.7年間追跡調査をすることで行われました。

内訳は以下のとおりです

男性 42,836人 女性 48,078人 合計 90,914人
追跡期間(平均18.7年)
1990〜1994年に登録された被験者を、死亡もしくは2011年12月まで追跡。

死因の内訳
がん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患、外傷、その他
※外傷をその他に合算することで、五大死因と呼ばれる。

この結果、コーヒーの飲用と全死亡リスクには逆相関関係(*3)が見られることが明らかとなりました。

コーヒーをほとんど飲まない人を基準とした場合、全死亡率で最大で24%もの差が見られたのです。
死因の内訳としてコーヒーが好影響を与えていると考えられるのは
心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患の3つです。

研究者らによると、コーヒーに含まれるクロロゲン酸、カフェイン、ビリジニウムの働きによるのではないかと考えています。

クロロゲン酸:グルコース(ブドウ糖)の吸収を弱める,血圧を下げる
カフェイン :気管支拡張作用による肺機能改善
ビリジニウム:抗血栓作用

これらの働きが、死亡リスクの低減に関わっているのでないかというものです。
ただし、飲めば飲むほどいいかと言われるとそうではありません。

1日の量を、ほとんど飲まない、1杯未満、1〜2杯、3〜4杯、5杯以上の5つに分けたとき、1日3〜4杯を飲む場合が最もリスクが低いという結果になりました。

飲まない人の数値を100%とした場合心疾患64%、呼吸器疾患60%、脳血管疾患57%と大きなリスク軽減が認められたのです。

脳血管疾患による死亡リスクは、5杯以上飲んだ場合が103%と飲まない場合よりも僅かに高く、飲み過ぎはあまりお勧めではないかもしれません。

1日3〜4杯は、毎食後と1回のティータイムと考えれば無理の無い量でしょう。

一方で、糖尿病患者の場合はコーヒーを飲んでも死亡リスクは変わらなかったとのこと。

米国やフィンランドで行われた同様の研究結果と関連性が一致しなかったことから、糖尿病患者とコーヒーの関係については、さらなる研究が必要だと考えられると研究者は述べています。

注記

(*1)疫学調査:地域や集団を対象に、病気の原因と考えられる要因と病気の発生の関連性について、統計的に調査すること。

(*2)2016年6月15日、世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC、本部フランス・リヨン)は、コーヒーについて「発がん性がある可能性を示す決定的な証拠はない」との調査結果をまとめました。

(*3)逆相関関係:一方の数値が増えるときにもう一方の数値が減る関係にあること。ここではコーヒーの飲用量が増えるのに対して、死亡リスクが減少している。


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