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気を付けて!免疫力低下によって発症する歯周病の怖さ

最終更新日:2017年04月18日

歯茎が赤い、歯を磨いたら血が出た、という方は歯周病かもしれません。世界で患者数が最も多い感染症といわれているのは、歯周病です。

日本でも35歳以上になると、約80%の人が歯周病にかかっているという報告があります。歯周病は歯や歯茎の問題だけではなく、心臓病や肥満など全身に影響する怖い病気です。

歯周病は感染症の1つなので、免疫力と深く関わっています。今回は、免疫力の低下と関連する歯周病についてわかりやすく説明しますので、心当たりのある方はぜひご覧ください。

歯周病の原因

40歳前後になると急に増えるといわれているのが歯周病です。原因として加齢によって免疫力がさがることが挙げられています。

一般的に免疫力の強さは20歳代にピークを迎え、その後は低下していくばかりです。免疫力が低下すると、細菌やウィルス、かびなどの病原体に対して抵抗力が弱くなり、感染を起こしやすくなります。

最近風邪をひきやすくなったな、風邪をひいても治りにくいなと感じている人は免疫力が低下しているかもしれませんので、注意してください。

また、歯周病は歯ぐきに隠れていた細菌が免疫力の低下によって暴れることによって引き起こされるといわれていますが、毎日の正しい歯磨きもとても重要です。歯周病の原因となる細菌のすみかとなる歯垢(しこう)をきれいに取り除くと、軽度の炎症であれば改善することがあります。

歯垢1gの中には約1000億個もの細菌が存在し、歯磨きを2日間しないと歯周病が発生するといわれています。

免疫力低下を引き起こす日常の習慣とは

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免疫力の低下は、加齢、遺伝、環境汚染、ウィルスや病原菌の感染、日々の悪い生活習慣などで起きます。免疫力低下を引き起こす日常の習慣は、具体的には睡眠不足、過剰なストレス、運動不足、偏った食生活、喫煙、飲酒などです。

加齢は防ぐことはできませんが、日々の生活習慣は直すことができます。そして、免疫力をアップさせれば、歯周病だけでなく、がんや感染症に強い体を作ることができるでしょう。

特に偏った食生活を直すことは、免疫細胞の6割が集中している腸の健康を維持するために重要です。高脂肪、高カロリーのものばかり摂り、食物繊維が少ない食事を続けていると腸管の免疫細胞の力が弱り、免疫力低下の原因になります。

食物繊維は野菜や海草類、きのこ、豆類に多く含まれていまるので、ぜひ日常の食生活に取り入れてみてください。また、乳酸菌やビフィズス菌が含まれる発酵食品やヨーグルトなども腸内の環境を整えるためによいと考えられています。

さらに、コンブやワカメ、モズクに含まれるフコイダンも腸の免疫細胞の活性化を助けるといわれていますので、積極的に摂取しましょう。

歯周病の体への悪影響

歯周病は歯を失う原因になります。また、歯周病は口臭の主な原因になるともあるので、注意していきましょう。しかし、歯周病の本当の怖さは歯や歯茎への悪影響だけに留まりません。

歯周病の原因となる細菌自体や細菌が作り出した物質は、炎症を起こした歯肉の中に入り込み、血液の流れに乗って移動します。細菌が増殖したり、炎症物質を発生させることによって、全身へ悪影響を与えると考えられているのです。

例えば、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳梗塞、アルツハイマー、肥満、糖尿病、動脈硬化、脂肪肝などが歯周病と関連する病気として知られています。また、歯周病を予防することによって全身の病気を発症するリスクを減らせることがわかってきました。

さらに、歯周病と肥満はお互いに悪影響を及ぼし合っているといわれています。今までの研究報告で、肥満であること以外健康な20-59歳の成人ではBMIが高いほど歯周病を発症している割合が高いことが明らかになったのです。

BMIとは、Body Mass Indexのことで体重(kg)÷身長(m)の2乗で計算でき、体格指数ともよばれます。日本肥満学会の基準では、25.0以上が肥満です。研究結果によると、BMIが20未満の人が歯周病にかかるリスクを1とすると25-30未満では3.4倍もリスクが高くなることがわかりました。

マウスを用いた研究では、歯周病を発症したマウスは健康なマウスに比べて動脈硬化を起こしやすいことが明らかになっています。動脈硬化は、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、腎臓病などの原因になると考えられており、警戒しなければなりません。

また、歯周病で歯を失うと、噛むことによる刺激が脳へ伝わらなくなるため、アルツハイマー型認知症の引き金になる可能性が指摘されています。実際にヒトを対象とした報告では、アルツハイマー型認知症の人は健康な人よりも歯の本数が少ないことが多いようです。

まとめ

歯周病は免疫力の低下によって引き起こされる可能性があることがわかりました。また、歯周病は歯や歯茎だけの問題ではなく、肥満や心臓病、動脈硬化など全身に悪影響を及ぼすようです。

毎日の食事や規則正しい生活で免疫力を高めて、歯周病を予防しましょう。

この記事を書いた人

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大塚真紀

東京大学大学院医学系研究科卒。 内科医師として10年勤務。腎臓と透析が専門。現在はアメリカに滞在し主婦をしながら医療系記事ライティングに従事。医師としての記事の監修、医学生用のコンテンツ作成経験有。

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