先駆け審査指定制度の11品目

2019年4月8日に先駆け審査指定制度の登録品目が発表されました。
先の記事でご紹介した「近赤外線による光免疫療法」を含め、全部で11品目あります。

全品目については、最後に列記しております。
このページでも紹介させていただいたいくつかの内容が指定されています。

ひとつは、マイクロ波を使ったマンモグラフィ
マンモグラフィは、痛いだけでなく、状況によっては適切な結果を得られないことがあります。
この検査方法であれば、「放射線を使わない」「痛くない」と言う特徴から、安心して受けられます。

つぎは、ウイルスを使ったがん治療
治療に使われるウイルスは、正常細胞では増殖せず、癌細胞中で特異的に増殖し、直接細胞を破壊するものです。
研究段階では、非常に高い効果が得られています。

最後は、血液を使った遺伝子検査
プレシジョン・メディシン、リキッドバイオプシーなどの記事でご紹介してきたものです。
この分野は、ここ数年で実現されてきた分野です。
がんセンターを始めとした医療機関での遺伝子検査だけでなく、先ごろは、国内での機器や試薬の製造販売も認可されました。

もちろん、今ご紹介した以外の7品目も非常に有効だと期待されているものばかりです。
早いものでは、本年中の申請を予定しているとのことですので、来年には保険で使えるようになる予定です。

以上ご紹介させていただきました。

指定された11品目

Valemetostat (第一三共 (株))
予定効能 再発又は難治性の末梢性T細胞性リンパ腫
イキサゾミブクエン酸エステル (武田薬品工業 (株))
予定効能 AL アミロイドーシス

TAK-925 (武田薬品工業 (株))
予定効能 ナルコレプシー

ASP-1929 (楽天メディカルジャパン (株))
予定効能 頭頸部癌

E7090 (エーザイ (株))
予定効能 FGFR2 融合遺伝子を有する切除不能な胆道癌

マイクロ波マンモグラフィ(仮 称)(株式会社 Integral Geometry Science)
予定効能 マイクロ波により乳がんと疑われる組織を同定し、医師にその情報を提供する。

下肢動脈バイパス用人工血管作製用鋳型(仮称) (バイオチューブ株式会社)
予定効能 重症下肢虚血患者に対する、外科的な再建による膝下血行不全病態の改善及び自己血管再生による長期開存。

リン酸化プルランバイオアドヒーシブ(仮称) (BioARC 株式会社)
予定効能 自家骨、同種骨(他家骨)、異種骨、人工骨あるいはこれらの混合物と混和して賦形性と接着性を向上させることにより、操作性と骨欠損部への留置性を高める。また、増量効果を有することから、自家骨採取量を減らすことができる。

DNA チップによる膵臓・胆道癌検査キット MI004(仮称)(東レ株式会社)
予定効能 血清から抽出したRNA中のマイクロRNAの発現パターン解析(膵臓癌・胆道癌の 診断の補助)

OBP-301(テロメライシン) (オンコリスバイオファーマ (株))
予定効能 切除不能、化学療法不耐容又は抵抗性の局所進行食道癌

SB623 (サンバイオ (株))
予定効能 外傷性脳損傷(中等 度~重症)における運動障害の改善

2019/04/08 厚生労働省報道発表資料 別紙 指定品目* より引用

参照

*2019/04/08 厚生労働省報道発表資料 別紙 指定品目
https://www.mhlw.go.jp/content/11123000/000499371.pdf


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