健康情報 - 大石先生の記事

果物を食べて膵臓がんを予防しよう

2018年9月27日、国立がんセンター多目的コホート研究班より、果物を食べる人ほど膵臓がん発症のリスクが低いという研究論文が発表されました。 *1 この研究は、国内45~74歳の男女約9万人を最長18年間追跡調査すること 続きを読む

2018年12月3日

赤い光でがん細胞を死滅させる【NEWS】

手術、薬剤、放射線の3つががん治療の中心的な位置を占めていることは多くの方がご存知でしょう。 これら以外にも、様々な治療法が模索されていることもまた誰もが知るところです。 例えば、NIHの小林氏が研究しておられる「近赤外 続きを読む

2018年6月19日

膵癌発生を促進するメカニズムが発見される【NEWS】

がんはどうして、どのようにして発生するのか、このページでも幾つかの記事を書いてきました。 なにを原因とするかは別にして、最終的には遺伝子にエラーを持った細胞、がん細胞としての特徴を持つに至った細胞が増殖することで発症する 続きを読む

2018年6月9日

乳がんの検査手法とその特徴

先日、新しい乳がんの検査手法が開発されたことを記事でお伝えしました。 マンモグラフィや超音波(エコー)よりも、より良い検査結果が得られるのではないかと期待されています。 まずは、マンモグラフィと超音波(エコー)というのが 続きを読む

2018年6月4日

腸内フローラと肝障害

ヒトの腸内には、100兆個とも言われる腸内細菌が住んでいると言われています。 下手をすると日々の大便の2割が腸内細菌の死骸だと言われていますので、その数がイメージ出来るかもしれません。 腸内細菌がヒトの健康に大きく関わっ 続きを読む

2018年5月14日

乳がんの新しい検査手法が開発される【NEWS】

乳がんの検査といえば、マンモグラフィーが最も有名ではないかと思います。 私は男なので経験はありませんが、やたらに痛いという検査手法だと聞いています。 痛いだけならまだしも、乳腺が高密度な女性の場合、がんが見つけにくいとい 続きを読む

2018年5月12日

リキッドバイオプシー適用拡大の臨床試験開始【NEWS】

先の記事では、国立がんセンターが肺がんの検査にリキッドバイオプシーを導入したことをお伝えしました。 導入された検査手法では、2週間で73種類の遺伝子異常を検出できます。 これは、肺がん以外にも多くのがんの検査に使えるとい 続きを読む

2018年3月14日

粒子線治療が保険診療で受けられるようになります

粒子線治療というのは、重粒子線または陽子線を使った放射線治療のことです。 ご存じない方に簡単に説明すると、 目に見えない小さな「粒子」を加速させ、超高速で患部に当てる治療方法です。 通常の放射線(X線)と異なり、患部以外 続きを読む

2018年3月6日

がん治療の世界的な生存率と日本の得意分野

先日(2018年2月20日)、国立がん研究センターから一本のプレスリリース*が公表されました。 CONCORD-3という、2000-2014年の15年間に診断された、71の国と地域3,750万症例のがん生存率に関する大規 続きを読む

2018年2月26日

肝臓がんの化学療法に新たな選択肢【NEWS】

2018年2月10日、学校法人近畿大学は、新たな肝がん治療薬の臨床試験に成功したことを発表しました。(*1) またこの研究発表は、医学・生命科学系国際学術誌の最高峰とも言われる“The Lancet”という学術誌のOnl 続きを読む